よりよい東北を

 

まきビズでは『よりよい東北を』東日本大震災被災中小企業支援プロジェクトを通じて被災中小企業団体を対象に、再建・復興を支援しています。

2013年8月上旬に9つの企業団体を支援先として採択し、それぞれのプロジェクトは着々と進んでいます。

各事業者名をクリックするとリンク先のスライドショーもしくは「FILES」のタブより、各プロジェクトの写真をさらにご覧いただけます。

 

 

Baikado 梅花堂 // Shiogama, Miyagi 宮城県塩釜市

Baikado RenderingBusiness type: Japanese sweets factory 和菓子製造会社

 

梅花堂は1918年創業の老舗菓子店。先代であった父親が亡くなって以来、兄弟二人で運営を続けてきた。兄が和菓子を、弟は洋菓子を担当し、兄弟それぞれアイディアを出し合って新しいお菓子を生み出している。

 

塩釜には観光名所である塩釜神社がある。このため観光客が多く、梅花堂は塩釜市役所と共同で観光を促進させるためのスイーツを作り、市の観光推進に大きな役割を果たしている。

 

震災により宮城県塩釜市にあった本社工場と他4店舗が被災し、解体せざるを得なかった。現在は仙台市内の工場を生産拠点としているが、被災前の生産規模を実現するには不十分である。既に採択されているグループ補助金等も活用して工場の再建を今年度中に行う予定。

 

 

Oikawa Denki 及川電機 // Ishinomaki, Miyagi 宮城県石巻市

Oikawa Denki Elevation DrawingsBusiness type: Electric Engineering Company for Fishing Boat Engines 船舶専門電機工事会社

 

昭和23年創業。宮城県石巻市にて船舶電気機器の修理・メンテナンス、艤装を行う。石巻市の主要産業である水産業をささえるべく事業をつづけてきた。15名の従業員の中には数十年の経験を有する熟練の職人もおり、漁船を始めとする船舶関連の電気動力機械関係を一手に引き受ける技術力を持つ。

 

東日本大震災により工場、設備、車両などの資産を失った。そのような状況下でも、唯一残った借りていた倉庫を活用し、震災後わずか数カ月で事業を再開した。その原動力となったのは、15人の各従業員の力であった。他企業が仕事がなくなり従業員を解雇せざるをえない状況にあった中で、及川電機が解雇せずに事業を早期再開することができたのは、各従業員が各々仕事を創出し、取り組む姿勢をもっていたためだった。そのような人材力を原動力に、震災以降本格的な再建に向けて事業継続をしている。

 

 

Oshu Kotsu 奥州交通 // Rikuzentakata, Iwate 岩手県陸前高田市

Oshu KotsuBusiness type: Bus tourism company 観光バス会社

 

奥州交通は岩手県陸前高田市にて貸切バスの運行を行っている。陸前高田市内には、同様の事業は殆どなく、その中でも、顧客の期待にこたえるため、サービスとリーズナブルな価格設定に努めてきた。

 

震災時には、すべてのバスを高台へ避難させ、車輛は被害に合わずに済んだが、低地にあった事務所、仮眠室、そして車庫はすべて流出してしまった。震災以降、小学校の流出による移転のため、市から通学用のスクールバスおよび、部活の送迎のバスの委託運行を受託しており、今後も震災以前からのその他貸切バス事業に加え市内児童の足としてのバス運行を行う。震災からの約2年半、自己資金を切り崩しながら再建を図ってきており、行政などからこれまで十分な支援を受けて来なかったため、いくつかの補助金への応募をし、事業再建へと向かっている。

 

 

Sasaki Tekko 佐々木鉄工 // Rikuzentakata, Iwate 岩手県陸前高田市

Sasaki Tekko, inside the tsunami affected factoryBusiness type: Ironworks 鉄工所

 

創業して約50年間、カキの養殖につかう、巻き上げの油圧漁労機械の設計・製作を行っている。ユーザーの使いやすさを考えて試行錯誤の上に開発、岩手県内の殆どのカキ養殖業者に納入している。顧客とのつながりを大事にし、メンテナンスにおいても故障時などに要請があれば即時の対応をしてきた。

 

長年つくりあげてきた鉄工所は、津波によって工場、事務所が壊され、機械、その他道具類を流出した。その後、再建にむけて歩み始めるも、小規模事業者の為かグループ化補助金などの支援も受けられず、陸前高田市からの見舞金程度での支援を受けるにとどまっている。預金を取り崩して、必要最低限の設備を中古でそろえ、地元のカキ養殖業者の再建に対応すべく事業を再開。しかしながらまだ設備は不十分で外注に頼らざるを得ない状況が続いている。佐々木鉄工は震災から少しでも早く復興出来るよう懸命に努力を重ねている。

 

 

Tesuki Washi Ushiogami 手漉き和紙潮紙 // Shichigahama, Miyagi 宮城県七ヶ浜町

Ushiogami product sampleBusiness type: Traditional Japanese hand-made paper 和紙加工

 

宮城県の伝統産業である手漉き和紙を新鮮なイメージでブランディングし、販売することを目的に東京と仙台、そして七ヶ浜の若い起業家がコラボして事業を立ち上げた。まずはイタリアのデザイナーがこの手漉き和紙を使用してデザインした鞄などの商品を製造する予定。

 

事業を始めるにあたって、まずは地域内に強く根付くことの重要さを彼らは認識している。彼らが生み出した革新的なビジネスモデルは地域経済の活性化を促す可能性を秘めている。

 

 

Wakaba Kindergarten わかば幼稚園 // Natori, Miyagi 宮城県名取市

Model of the planned kindergartenBusiness type: Kindergarten 幼稚園

設計:石原健也

施工:プライム下館工務店

 

閖上わかば幼稚園は60年以上にわたり「安心して子供を預け、質の高い教育が受けられる」場として地元名取の子供達を育ててきた。

 

震災当日は卒園式で発災時には既に解散後だったため、大惨事にはならなかったものの自宅等で園児4名、職員1名が犠牲になった。園舎は津波により全壊・流出してしまい、それ以降休園を余儀なくされている。事務所は仮設商店街である閖上さいかい市場に仮設事務所を構え、再建に向けて準備を進めている。新しい園舎は幼稚園業務の他、被災者の孤立や分散するコミュニティを繋ぎ止める地域コミュニティの中核施設として、公民館的な役割を果たすことで地域へ貢献出来るよう計画されている。創立60年のこの幼稚園はたくさんの卒業生のサポートも得て進んで行く予定。

 

わかば幼稚園は政府が地盤改良工事を今後5年間に渡って行う間、仮の敷地に施設を建てる予定です。よってこの建物は地盤改良工事が行われた後、元の敷地に移動出来るようなデザインになる予定。

 

 

Yamadai-Utsumi Suisan ヤマダイ内海水産 // Ishinomaki, Miyagi 宮城県石巻市

Yamadai-Utsumi Suisan: Ground Breaking CeremonyBusiness type: Marine Processing Business 水産加工会社

 

ヤマダイ内海水産は個人事業として社員食堂向けの水産加工品の納入を開始したのに起する。1988年に石巻市にて法人として設立。法人設立前より社員食堂への水産加工品の納品を行っており、昨今では学校給食やレストランに納品を行う。

 

震災の津波により、工場、自宅が被災した。 自宅は一階まで浸水したが、家族全員が2階に避難し無事だった。
工場は、建物、中に入っていた機械類が全滅した。 

 

どのように工場を再建するか途方にくれていた時に、まきビズの存在を知り、相談に飛び込んだ。震災後は、仮工場にて供給を続けているが、一日も早い工場の再建をカスタマーも望んでいる。

 

 

Yamayo Suisan ヤマヨ水産 // Kesennuma, Miyagi 宮城県気仙沼市

Yamayo-Suisan: Roofing near completionBusiness type: Oyster Farming 牡蠣養殖業者

 

気仙沼湾に浮かぶ大島にあるヤマヨ水産は1920年代よりカキとホタテの養殖・加工業を営んできた。牡蠣養殖業は被災地の重要産業の一つだが、東日本大震災被災業者に対する政府の支援金は多くの場合不十分であるため、再建に苦労している業者は少なくない。

 

ヤマヨ水産は津波で養殖施設と作業工場を失った。震災直後は事業再開を悩んだが、震災後1年経って再開を決意。事業復興へ向けて市場などでの販売のみに頼らず、新たにネット販売やオーナー制度を取り入れて行っている。カキが育つ間、オーナーにはヤマヨから生育記録などが送られ、「顔の見えるお付き合い」を大事にしてきたヤマヨらしい企画といえる。もしオーナーが希望すれば、作業を体験をしてもらうことも考えている。お客様への直売によって利益を上げようと試行錯誤している。